中国人留学生から学ぶ語学が堪能になる秘訣

以前、中国人の大学生をホームステイで自宅に泊めたことがあります。

今日は、ある中国人大学生がどうやって流暢な語学（日本語）を身に着けたのか、彼の語学力について語りたいと思います。

まず、ホームステイに来たのは、中国人大学生のC君。

彼は、日本語がペラペラで、ホームステイ前に、私がビジネスで普通に使用するレベルのメールを送っても、十分通じていました。

C君が所属していたのは、日本語を専門に教える大学で、日本で言うところの東京外語大のようなところでしょうか。

彼は意外にも、まったく英語は話せなく、カタカナ語（日本人が分かる英語）すら通じませんでした。ただ、一度文字にすると、漢字の意味から連想できるようで、すぐに言葉が理解できるようでした。

私見ですが、彼の日常を垣間見ていると、ある2つの特徴があることを発見しました。

とにかく動画を見る

ビリビリ動画ってご存知ですか。

日本でいうニコニコ動画のようなものなのですが、ビリビリ動画では、日本のテレビ番組がほぼ見れます。

彼は、愛用のMacで、日々日本のテレビ番組を見ていました。

月曜から夜ふかし、ドキュメント72時間、四月は君の嘘（アニメ）などなど、ものすごく手広く、テレビ番組を見ていました。

ただ、字幕は必須なようで、我が家でNetflixで一緒にアニメ番組を見た時は、字幕を使用していました。

C君は、その時のホームステイが初来日だったのですが、日本の若者の生活に馴染みがあって、スラングから時事ネタまで、だいたい通じました。

この点は、非常に実践的で、参考になるなあと思って見ていました。

何かに関心をもつ

C君は、日本で働きたいとか、そういった野心を見せませんでしたが、日本や日本語に関心をもっていました。

例えば、日本語の何が好きなの？と聞いた時は、日本語の音が可愛くて好きなんだ、と言っていました。

私は、英語を勉強、苦行だと思っていた時もありましたが、英語が好きなんて感覚は持ち合わせたことはなかったので、虚を突かれたのを覚えています。

仕事に役に立つから言語を覚えようという利便性のメリットだけではなく、英語の下品なドラマが好きだ、とか英語で堂々と交渉するビジネスマンがかっこいいとか、そのような関心が強い動機づけになるのだと改めて考えさせられましたね。

動画を見る、何かに関心をもつ、どんな言語にも共通する上達のコツなのではないでしょうか。