試験や制度にある歪みを利用しないのは損
皆さんは制度の不平等さに憤りを感じることはありませんか。
TOEICなどの試験もいわば制度です。
あんな決まりきったリスニング試験とリーディング試験で英語の実力が測れるはずがない。
よく言われていることですよね。
さて、制度の不平等さを感じたときには、対応策は2通りしかありません。
制度自体を変える
自分の英語力が認められないなら、TOEIC以外の試験を考案するという方法です。
ただ、現実的には、試験を考案することは出来ないでしょうから、英語のブログや、留学の経験などを英語の実力として提示する、というのがその手段になるかもしれません。
代わりに新しい試験制度を作って、英語の実力を証明することはできます。
もう一つ、制度の不満を言ってやり過ごすというのも、この分類に属するでしょう。
いつかその声が届いて周りが変わってくれる、そんな外部環境の変化を期待する行為です。
(TOEICの試験制度は変わることはないでしょうから無駄骨になりそうですが。)
制度の甘い汁を吸う
もう一つの方法は、制度の穴を見つけ、どうしたら上手くいくかを考えるというやり方です。
会社で出世するタイプには、こちらの考え方が得意でしょう。
会社のルールは中々変化するものではないし、人の作った制度は完璧なものではない、と達観した考え方です。
制度の歪みを見つけ、歪みを利用していく方法は、案外身近にあります。
例:
- 営業は出世しやすい、という歪みを見つけたら、営業の部署に移る。
- 商社マンはモテる、という歪みを見つけたら、子会社でもいいから商社マンになる。
どっちも必要。だけど...
日常生活では、どちらも利用しないと生きていきません。
しかし、英語力のような形のないものをペーパー試験で測定しようとすると、必ず歪みが生まれます。
TOEICでは、いっその事、利用してしまいましょう。
下の本は制度の歪みを考えさせられる良書でした。